そろそろ小説でも書こうか。
と、言うわけで久々に・・・・
-櫛子-
私の名前は櫛子。そう呼ばれているだけだから、呼ばれないなら呼ばれないで、名前なんて、どうでもいい。
あの人は私を捨てたのだろうか。あの人がいなければ、私など、働くこともできない。
忘れられた私の体に、真白な雪が降る。なすすべなく、ただじっとしていると、心とかなにもかもが空気の中に溶けて出てしまいそうで、恐ろしい。
古びた櫛を使う人なんて、もういないでしょう。こんな小さな体では生まれ変わることも叶わない。
櫛子や、櫛子。
私は私の名を呼び続ける。